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機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY 全13話 を見た後の感想

AmazonビデオのPrime会員特典で「機動戦士ガンダム0083 STARDUSTMEMORY」全13話が無料で視聴できる模様。
飛行機の中で一気に全話見たので、その感想を書く。

総評としては、素晴らしいの一言につきる。

そもそも、0083を見るのは、これが2回目である。
前に見たのは中学生のときで、且つガンダムシリーズをその時初めて見た。
1stもZの知識もない状態だったので、「ガンダムかっけ~」くらいの感想しか持てなかったが、
大人になって改めて見ると色々な所に気づきが出る。


●作品全体
・圧倒的な作画
  こんな神がかった作画が、1990-1991年にリリースされていたとは恐ろしい。しかも、手書き。
  当時のアニメーターの方々には本当に尊敬の念を頂く。よくぞここまで緻密な作画を作り上げたものだ。
・洗練された機体デザイン
  これはもともと好きではあったが、出てくる機体全てが美しい。
  主役機級の試作1号機、2号機、3号機、ガーベラテトラ(4号機)、ノイエ・ジールだけではなく、
  パワード・ジム、ジム改やジムカスタム等の量産機もいい味を出している。
  0080のアレックス、ケンプファーとかもそうだけど、この時代のOVAシリーズの機体デザインは
  重厚感があって、マシンって感じが出ているのが本当に良い。また、プラモ作ってみたくなる。
  機体デザイナーが、素人の俺でも知っている豪勢なメンバーだから、このメンツなら洗練されない方がおかしい。
     モビルスーツ原案 - 大河原邦男
     メカニカルスタイリング - 河森正治
     メカニカルデザイン - カトキハジメ
・ニュータイプという言葉が一切登場しない
  これは、個人的には評価に値する。
  ニュータイプという抽象的な概念を切り離したことによって、
  各勢力の目的が分かりやすく、ストーリーにリアリティを持たせることに貢献している。
  戦争目的にも納得感がある。
  あと、主人公が良く分からん不思議な能力で強いよりも、知識や意地で成長していく方が自分は好感が持てる。
  だから、個人的にはこういう設定のシリーズの方が好きだ。だが、ある意味ガンダムシリーズを否定していることにもなるから
  ファンの間では賛否が分かれるところだろう。
・Zキャラの登場
  バスクやジャミトフが出てくるのは知っていたが、ハマーン様まで出ていたことを知らんかった。
  これは嬉しい演出。



以下、自分が好きなキャラのみの個別感想と印象に残ったセリフ。



●コウ=ウラキ
  主人公。19歳。声はベジータの人。
  昔はかっこいいと思ってみていたが、ヒロイン以上の屑だと気づく。
  ざっと思いつく限り、罪状をあげると、
  
   1.新人のくせに「僕だってパイロットだ!」と豪語して1号機に勝手に搭乗。
     シナプス艦長からの退避命令を無視して戦闘継続。結果、2号機捕獲に失敗。
   2.モンシア中尉の挑発にのり、1号機で無断出撃し模擬戦を実行。独房に入れられる。
   3.宇宙で、陸上用装備の1号機(しかも勝手に自分がチューニングして性能悪化させた状態)で
     隊員の制止を振り切り出撃。結果、シーマ様にボコられて1号機を大破させる。
   4.月面都市フォンブラウンで軍を無断バックレして、数日後何事もなかったかのように復帰。
   5.バックレ中に敵機と知りながらヴァルヴァロを1日で修理し、敵の軍事力強化に貢献。
     (それはそれで現実離れした凄い能力だがw)
   6.ナカト少佐の命令を無視して勝手に3号機に乗り込む。結果、ルセットさん死亡、3号機大破。
     命令無視して実現しようとしたコロニー落としも防げず。おまけに、ヒロインにも振られる(笑)
   7.連邦側に寝返って味方のはずのシーマ艦隊を私怨で攻撃し、撃墜。
 
  う~~~ん、なんて上司の命令を聞かない新入社員なんだw
  しかも、結果を出せているのならともかく、全く出せてないという・・・。
  もちろん撃墜数は凄いのだろうが、現場を知らない上の人がコウを見たら、
  「なんでこんな奴をガンダムに乗せてるの???」
  と間違いなく思うだろう。極刑にならなかったのが不思議なくらいだ。

  しかしながら、そんな主人公は、なんとも報われない可哀想なキャラでもある。
  作中ではライバルのガトーに負け続けて、そのまま終わってしまうからだ。
  2号機は奪われ、核兵器を打たれ、コロニーは落とされ、ヒロインに振られる、という4段落としである。
  

  ・(7話)ニナを映画に誘う時の会話
       コウ 「え、えっと…こ、今度のマニュピレーターオートシステムの、パルスなんだけどさぁ」
       ニナ 「それが?」
       コウ 「いや、その、なんかノイズの…」
       ニナ 「ノイズがどうしたのよ?」
       コウ 「あ、いや、いいんだ…」
       ニナ 「意気地なし!」
       コウ 「あ!ニナ!」
       ポーラ「あなた、モビルスーツしか扱えないの?!」
       コウ 「ハァ。なぁに、時間ならまだあるさ」  
          →微笑ましい。19歳なんだから、別にこれくらいいいだろ。
           なんで怒られなきゃあかんねん。
           むしろ、口説き上手な方が遊び人っぽくて嫌だろ。
           しかし、最後のコウのセリフ、「時間ならまだあるさ」という前向きな発言は、
           この後の展開を考えると何とも悼まれない気持ちになる。
           
  ・(13話)シーマ艦隊との共闘を聞いた後のコメント
       コウ「なんのためにバニング大尉は死んだんだ・・・、ケリィさんは・・・!!」
          →いや、バニング大尉はわかるけど、ケリィさんはただの自暴自棄だろ・・・。
           むしろ、シーマ様はケリィさんにMAの買い取りを提案して死なせないための働きかけをして
           くれていたわけだが。(コウはその事知らないだろうけど)
           この状況下で、コウがシーマ艦隊を倒そうという考えになるのが、理解不能である。
           シナプス艦長が共闘を受け入れたのか否かが明確に描写されていないが、
           このシーンの後、アルビオンのオペレーターから、
           「ソーラーシステムが発動するから、早く戻れ」のような命令が出ていることから、
           渋々ながらもアルビオン艦隊は共闘を受け入れたと個人的には考えている。それにも関わらず、
           ガーベラテトラをゼロ距離メガビーム砲で串刺しにしたのは、コウ個人の私怨でしかない。
           
  ・(13話)コロニー内で対峙するガトーと介抱するニナに対して
       コウ 「くく…く、ニナ戻れ! 来てくれぇっ!」
       ニナ 「…」
       コウ 「…あああああああああっっっ!!」
          →これには同情するよ(笑)実力はあるのに、ほんと踏んだり蹴ったりの主人公だ。
  
  
●ニナ=パープルトン
  ヒロイン。21歳。ネットでは紫豚と呼ばれるガンダム3大悪女みたいな扱いになってる可哀想な人。
  最終話で主人公に銃撃され負傷したガトーをかばい、敵側につく。
  そして、主人公出所後、何事もなかったかのように笑顔で主人公を出迎える。
  (厳密には、笑顔の前に、少しためらっているような表情をした演出があるため、それなりに罪悪感は感じていると思う)
  これが悪女故の原因である。しかし、そもそもニナがガトーの元恋人という設定が後付けであり、
  監督交代という被害を被った彼女にはもう少し優しい目で見ても良いかと個人的には思う。
  本当にこの設定は失敗。この設定さえなければ、作品全体としても誰もが納得する評価を得られたろうに、もったいない。
  あと、ガトーと付き合っていたのはニナが16~17歳くらいの設定になるのだが、どういう関係で付き合う経緯になったのやら・・・。
  
  ・(1話)2号機コクピットに乗り込もうとするガトーの顔を見て
     ニナ「誰よ!?」
         →ガトーの顔がコクピットの陰になって見えにくかった、ということにしよう。
         
  
  ・(13話)コロニー内でガトーをかばい、コウに銃口を向けた時の会話
     コウ 「ニナ…オレへの気持ちは嘘だったのか? 言ってくれ!」
     ニナ 「そんな…」
     コウ 「ニナ、嘘だろ…ニナ…そいつはコロニーを、ガンダム2号機を!」
     ニナ 「コウ、そういう事じゃないのよ…」
         →「どういうことなんだよ!」という視聴者のツッコミが一斉に入りそうな会話であるが、
          自分の解釈は、以下の通りだ。
           ・解釈1
             コロニー落としやガンダム2号機奪取は、ガトーがジオン軍人として行った行為であり、
             それを非難する連邦軍人のコウ。
             だが、ニナは、軍人としてではなく、一人の男としての信念を見比べている。
             ジオン独立のため、そして今はジオン再興のために命を賭しているガトー。
             一方で、ただただジオンと戦うことばかりを考えており、自分が本当に成し遂げたいことを
             分からずに行動するコウ。
             「そんなあなたはガトーと比べて信念がない未熟者なのよ。だから、軍人として行った
              コロニー落としや2号機奪取のことなんて今はどうでもいいのよ!」
           ・解釈2
             「監督が途中で変わって、ガトーが昔恋人だったという設定を無理やり入れられたから、
              それに従わざるを得ないのよ!」
         →う~ん、まあ解釈1だとしても、コロニー落としが無視できるような軽い犯罪ではないし、
          即射殺レベルの重犯罪者だけどな、ガトーは。不意打ちで射殺しようとしたコウの判断は正しいと思う。
          結局、昔の彼氏への想いが、捨てきれずにいたという風に捉えざるを得ないので、
          ネットでガンダム3大悪女なんて言われてしまうのだろう。
            


●サウス=バニング
  頼もしい現場リーダー。自分は、作品の中で一番好きなキャラである。
  こんな上司に自分もなりたい!!!
  だが、おそらくムッツリスケベで女にはだらしないという性格なので、そこは見習いたくない。
  (2号機追撃別部隊のカレント小隊にスケベ野郎と揶揄されたり、
   フォンブラウンでキャバの姉ちゃんと二人で歩いてたり、奥さんとは何かしらの理由で別居中だったり、等)
  まあ、現実世界の仕事でも、「仕事はできるけど女にふしだら」、という人はたくさん見てきたので、
  ある意味現実的なキャラクターなのかもしれない。
  
  ・(2話)ミサイル攻撃で崩壊するトリントン基地に動揺しているコウに対して
       バニング「ミサイルのシャワーぐらいでびびるなっ!」
  ・(2話)2号機追撃中の会話
       コウ「自分が何をしたらいいのかわからなくなってしまって・・・」
       バニング「だから俺がいる」
  ・(2話)一人で2号機を追撃しに行こうとするコウに対して
       コウ「大丈夫です!行きます!」
       バニング「早めるな!お前ひとりで何ができる!頭を冷やせ!」
         →いやあ、本当にかっこ良過ぎでしょ。。。2話はバニング大尉無双ですわ。
          子供のころは、バニング大尉がこんなにも頼もしい指揮官だとは気づかなかった。
          どんな緊迫した状況下でも冷静な判断と適切な指示出しにより、部下を正しい方向へ導く。
          まさにリーダーシップの鑑のような人物!!自分もこんなカッコイイ上司になりたい。
          だが自分だったら、ミサイルシャワーの時点でテンパって、部下に指示だしなんてしている余裕絶対ないw

  ・(2話)敵の動きをシミュレーションして圧倒的な不利な状況に気づき、悲観しているコウに対して
       バニング「戦いは、お前たちがいつまでもピーピーやかましいヒヨっ子かどうかで決まる。
            ガトーの強さはなんだ?奴のほざいていたセリフを思い出せ!」
       コウ「信念・・・ですか?」
       バニング「俺にもいい言葉が浮かばん。しかし、戦いは一瞬で決まる。迷いのある方が負けだ!」
         →「戦いは一瞬で決まる。迷いのある方が負けだ」
          これは仕事でも、同じだと思う。実際の仕事では、もちろんもっと考える時間はあるのだけれど、
          「いかに早く決断を行い、実際に行動にうつすか」は、上司に求められる重要な能力の一つである。
          もちろん、勘で決断するのではなく、様々な情報を定量的、定性的に判断し、
          他人に対しても選択理由を納得感を持って説明できるという、「論理的な決断」のことである。
          
  ・(4話)部隊編成で、確執のあるモンシアとコウを組ませた時の会話
       バニング 「モンシアはウラキとキースを連れてけ!」
       モンシア 「観光旅行じゃないんですぜ!」
       バニング 「これは命令だ!」  
         →部下であるモンシア中尉からの反発を、「命令だ!」の一言で一蹴するバニング大尉。
          普段は偉そうにすることはあまりないのに、このときは上官の命令という魔法の言葉で部下を黙らせる。
          バニング大尉も色々な思惑はあったのだろうが、どんなに頑張って理由を説明してもモンシア中尉が
          納得させることはこの短時間ではできないと思ったから、このように一言で片づけたのだろう。
          結果的に、この判断によって、コウとモンシア中尉の確執も解け、コウ自身も一号機のパイロットとして
          大きく成長することになる。
          
  
  ・(8話)宇宙空間での戦闘テスト中の会話
      バニング 「無駄弾が多すぎる!」
      キース 「そ、そんな事言ったって!」
      バニング 「無駄口もだ!」
         →咄嗟に機転の利いた切り返しをするバニング大尉。芸人ならいいツッコミ役になれる。

         
  ・(8話)戦闘後帰還中に敵の機密文書を入手したバニング大尉との最後の会話
      コウ 「ヤツらの目的はなんです?」
      バニング 「ヤツらの目的…こ、これは!?・・・うおっ?!」
        →しかし、そんな彼も最後は機体の部分破損が原因で爆発を起こし、散ってしまった。
         この演出は、ロボットアニメでは非常に珍しいと思う。
         誰かをかばったり、敵機に突撃したりするわけでもない、ちょっとしたダメージが原因で
         事故死してしまう。ガンダムシリーズでは、MSは大破しても大体コックピットは
         無事な事が多いんだけど、やっぱりMSは精密機械で危険な乗り物なんだなよ、
         ということを再認識させてくれた演出。
         まあ、事前に奥さんの話が出てきたり、部下の成長を喜ぶ描写とか、
         死亡フラグを踏みまくっているので致し方がない。

         
●エイパー=シナプス
  この人もバニング大尉と同じくらい好きなキャラクター。冷静で的確な決断ができる指揮官の鑑のようなキャラクター。
  0083は主人公だけではなく、こういった指揮官の悩みや決断にも描写を当てているから面白い。
  コウが活躍できたのは、本人の才能やニナのサポートという点はもちろんあるが、
  それだけではなく、バニング大尉とシナプス艦長がコウのパイロット適正を見抜き
  チャンスを与えたことも重要な要因であろう。
  
  ・(2話)2号機追跡中の緊迫した場面で
      スコット 「ミサイルの弾道から出ました。既にカレント小隊が向かっています」
      シナプス 「よし。うーん…日の出が近いな。半舷休息!シモン、降りろ!」
        →どんな緊急時でも、長期戦を考慮して部下に休息を与える優しさ。
        
  ・(4話)バニング大尉への乗艦依頼時の会話
      シナプス 「モビルスーツ関係については、キミに一任する。しっかり手綱を握ってくれ」
      バニング 「新人が、1号機のパイロットでも!?」
      シナプス 「君に任せる」
  ・(4話)部隊編成で、コウ達とモンシア中尉を組ませた際の会話
      ニナ 「艦長! こんな編成ってあるんですか?!」
      シナプス 「モビルスーツは全てバニング大尉に任せてある」
        →アルビオンのMS部隊の指揮をバニング大尉に一任し、権限を明確に委譲している。
         そして、どんなに周りから批判を受けても、自分が信じて権限委譲した部下の決断を最後まで信じている。
 
  ・(4話)不満を口にする部下に対して
      ハリダ 「お偉方はわかっちゃいない! 
           だいたい、どうして我々だけが、こんなに目をさらにして探し回っているんです?!」
      シナプス 「ハリダ中尉、この大陸には本艦以外にも多数出動しておる。我々だけではない」
        →自分たちだけが苦労しているわけではない、皆苦労しているんだ・・・
         と部下をなだめるシナプス艦長。部隊全体の指揮が下がらないよう、上手い事、返事をしている。
         ちなみに、会社でも、なんで自分の部署だけがこんな苦労しているんだ!
         と不満を言う人はよくいるが、大体そういう人はどこの部署に言っても同じことを言うと思う。
        
  ・(6話)増援要請をコーウェン中将に要求する際の会話
      シナプス 「では! 増援は望めないわけでありますか?!」
      コーウェン 「今の連邦軍の体質は保守に凝り固まっておるのだ。幕僚たちの『デラーズ=フリート』に対する
            評価も甘い。これ以上ワシの権限では艦は回せん。わかってくれ…。
             シナプス大佐、今はキミだけが頼りだ。がんばってくれ。以上だ」
      シナプス 「…。デラーズが、事を起こしてからでは遅いのだ…」
        →「では!追加要員は望めないわけでありますか?!」
         「今の会社の体質は保守に凝り固まっておるのだ。役員たちの『リスク』に対する
          評価も甘い。これ以上ワシの権限では予算は回せん。わかってくれ…。
          プロジェクトマネージャー、今はキミだけが頼りだ。がんばってくれ。以上だ」
         「…。リスクが、顕在化してからでは遅いのだ…」
         こんな会話が頭に思い浮かんだ。
        
  ・(8話)バニング大尉と自部屋で酒を飲みながら
      シナプス「どうだね?若い連中は」
      バニング 「着実に育ちつつあります。テストパイロットは飲み込みが早いので。特に、ウラキ少尉は」
      シナプス 「ニナ君のサポートもあるのだろ?」
      バニング 「それを差し引いても余りあるでしょう。まぁ、公私共にお世話になっている様ですが」
      シナプス 「そうか、人事制度も再検討の余地ありだな。」
  ・(12話)民間人のニナに艦を降りるよう説得する場面
      ニナ 「シナプス艦長。私は自分の意思で、最後まで見届けたいのです。申し訳ありません」
      シナプス 「軍から給料は出ませんぞ」
        →バニング大尉といい、シナプス大佐といい、優秀な指揮官はツッコミも上手い!
         頭の回転が速くないと、こんな上手い切り返し思いつかない。
          
  ・(10話)2号機が連邦艦隊を核兵器で殲滅した直後の艦内での会話
      イワン 「なんて事だ…連邦のモビルスーツがこんな事をしでかすなんて…」
      シナプス 「だが、まだ決着はついておらん。これからだ!」
  ・(10話)星の屑作成の目的がコロニー落としと判明した直後の会話
      コウ 「艦長!この艦も変針して…」
      シナプス 「この位置からでは間に合わん!」  
  ・(12話)3号機で一人で特攻しようとするコウに対して
      スコット 「ガンダム、こちらアルビオン! 追いついた、補給に帰艦せよ! 一度帰艦せよ!」
      コウ 「く…もう少しで、第一線を抜けるんだ!」
      シナプス 「ウラキ中尉!一人ではコロニーは奪取できんぞ!」
        →これもバニング大尉と同じく、その場の状況を冷静に判断し、適切な指示を迷いなく迅速に与えている。
         バニング大尉は部隊戦闘という現場側の状況判断が描写されているのに対して、
         シナプス大佐は戦局という管理者側の状況判断が描写されている。
         階級が違うので役割も違うのは当たり前ではあるが、どちらも素晴らしい上官である。
         
  ・(12話)シーマ艦隊との共闘を提案され
      シナプス 「何だと?! ヤツらと一緒にソーラーシステムを守れ?」
      バスク 「そうだ。今やシーマ艦隊は我々と行動を共にしている」
      シナプス 「うぅ、これでは軍閥政治ではないか!」
      バスク 「貴様、反抗するか?」
      シナプス 「フン!」  
        →ここで、初めて上官への命令に反発する描写がされる。
         緊急時でも上官の指示に適切に従っていたあのシナプス艦長が、今までとは対照的な行動をとった。
         本来なら、軍という組織に属している以上、当然バスクの命令に従うべきだ。
         コロニー落としを防ぐという目的を第一優先に考えるのであれば、共闘することは自然な流れである。
         しかし、今までの死闘が全てバスクたちの手のひらで踊らされていただけという事実に、
         シナプス艦長は我慢ならなかったのだろう。
         最後は組織ではなく個人の義を優先したのだ。この行動については、賛否両論があるだろう。
         結果として、コロニー落としも防げず、3号機強奪の罪でシナプス艦長は極刑(死刑?)になってしまう。
         しかし、結果が伴わない命令違反は、極刑にされても致し方ない。
         これまで、組織に忠実に従ってきたシナプス艦長が、自分の人生の一大決意をしてまでも犯した
         命令違反の結果が、残念な結末になってしまうのは何とも残酷である。
         もし生きていたら、エゥーゴでの活躍も期待できていただろう。
         (その場合は、ティターンズになった元隊員達と敵対することになるだろうが)
         
         
         
●ベルナルド=モンシア
  子供のころはモンシア中尉は嫌いだったが、今では0083で好きなキャラの一人である。
  綺麗事を言わず、ずばっと正論を言うところが人間味があって、好感が持てる。
  でも、この人28歳なんだよな・・・。いつの間にか、モンシア中尉より年上になってしまった事実にショックを隠し切れない。

  ・(3話)1号機のパイロット人選を巡ってコウ達と口論
      モンシア 「ニナさん、こんなもの見せても無駄ですよ。1号機のパイロットはこの3人のうちの誰かだ。
           そんな新人をパイロットにする事など、万に一つもありえない!ましてや、2号機を
           みすみす逃がしちまうような、坊やにはな」
        →いや、ほんまその通りですわ。知識や才能はあっても、この時点で実戦経験が少なく
         結果も出せていないヒヨっ子のコウに1号機パイロットを任せる人選は、
         普通の会社ならあり得ないwニュータイプでも無いんだしさ。
             
  ・(9話)デラーズ軍捕虜を拷問して星の屑作戦の目的を聞き出そうとした際のコウと会話
      コウ 「よしてください! モンシア中尉!」
      モンシア 「条約違反だってか! 綺麗事で済まねぇ事ぐらい、わかってんだろ!」
        →これも、モンシア中尉のいう通りですわ。相手は大量虐殺を計画しているテロリストな訳だから
         現実でもこれくらいの事があっても不思議ではない。
        

●ジョン・コーウェン中将
  隠れた陰の功労者。スパロボでは大活躍する。
  スパロボやってた時はずっとZとかのキャラクターだと思ってた(笑)
  
  ・(3話)奪われた2号機についてシナプス艦長と議論
      シナプス 「まさか…奪った核をジャブローに向ける、と?」
      コーウェン 「指揮官は常に最悪の事態を考慮に入れねばならん。…南極条約は当てにできる立場でもなかろうしな」
        →正常時だけではなく、異常時でも迅速且つ的確に指示を出せるのが指揮官の役割。
         この人も、指揮官としてはそれなりに優秀であることが伺いとれる会話である。
         しかし、こんな人でも結局ジャミトフやバスクの策略によって失脚してしまう。
         このアニメは、優秀な連邦の指揮官は皆悲惨な目に合う。まあ、それを描きたいアニメだから仕方がないが。
         あ、失脚している時点で優秀ではないか。。。
        →ちなみに、ガトーも2号機奪取時にコムサイがやられた場合を考え、ユーコンを海岸に待機させている。
         リスク管理をちゃんと行っており、ガトーの指揮官としての才能も伺い知れる。

●ナカッハ=ナカト少佐
  なんか悪役みたいに描かれているけど、別になんにも悪い事していない可哀想な人。
  彼は軍人として、上の命令に忠実に従っているだけなのだ。
  
  ・(11話)ルセットとナカト少佐の3号機搭乗を巡る議論
      ナカト 「ルセットさん、プロジェクトは一時中止です。それに、彼は3号機に乗せるわけにはいきません」
      ルセット 「何故です! 3号機はもう完成しているんですよ! 後は実用面のデータを修正するだけなのに…」
      ナカト 「私は軍人です。命令を遂行せねばなりません」
         →ナカト少佐もシナプス艦長と同じ軍人。
          軍という組織として、上の命令に忠実に従っているまでだ。
          軍の上層部からしたら結果を残せていないアルビオン艦隊を信頼できないのも理解できる。
          ソーラーシステムという奥の手もあったわけだから、追撃艦隊に素直に任せておけば、
          結果は変わったかもしれない。少なくともシーマ様は死なずに済んだ。
      
  ・(11話)3号機搭乗を強行するコウとルセットに対して
      ナカト 「こっちへ来い。今なら不問に伏す」
      コウ 「ぐぅ…あんたはぁ! これがあんたの現状把握か! コロニーは…くっ!」
      ナカト 「馬鹿者がぁっ!」
      ルセット 「ウラキ中尉!」
      コウ 「ルセットさーん!あぁぁ…!」
      ナカト 「貴様ァ、民間人を盾にしたか」
         →現場の暴走。一言で表すと、このような表現がしっくりくる。
          ソーラーシステムという奥の手を隠しているため余裕な連邦上層部、そして
          デラーズを甘く見て今まで碌な支援もしてこなかっ上層部に不信感を頂くアルビンオン艦隊。
          最前線でずっとデラーズ軍と戦ってきたコウたちから見れば、カナト少佐を信頼できないのは理解できる。
          しかし、だからと言って命令違反してまでも3号機を強奪して利用するのは如何なものだろうか。
          これではガトーの2号機強奪と同じではないか。
          この命令無視により、ルセット死亡、シナプス艦長死刑、コウ自身も1年間の囚役という処罰を受ける。
          ソーラーシステムやシーマ艦隊との共闘を、この時点でコウ達に伝えることができれば、
          結果は変わっていただろう。
          まあ、コウの場合は、コロニー落としを防ぐという目的のほかに、
          ガトーと決着をつけたいという思いの方が強かったのかもしれないが・・・。
          


●アナベル=ガトー
  言わずと知れた主人公のライバル。25歳。
  やっていることは現実で考えたらキチガイなんだけど、武人として生きる様はカッコ良い。
  最後はヒロインを奪い取り、敵機に突貫して死亡という、
  主人公よりも主人公をしているキャラである。
  
  ・(9話)ソロモン宙域に集結する連邦艦隊を前にして
      ガトー 「再びジオンの理想を掲げる為に、星の屑成就の為に、ソロモンよ!私は帰ってきた!」
        →あまりに有名すぎるセリフ。おそらく、0083で一番有名なのではないだろうか。
         この後、核兵器ぶっぱなします。
         
  ・(1話)連邦のトリントン基地に、ガトーが車の荷台に隠れて侵入後
      ガトー「こうも呑気だとはな。」
      オービル「連邦はどこもこうですよ。」
      ガトー「こんな奴らと戦っていたとは・・・」
        →いや、ほんまガトーさんの言う通りですわ。ガトーさんが呆れるのも無理はない。
         核兵器積んだ最新機体が貯蔵されている場所に、簡単に侵入できて
         コックピットにまで乗り込まれて起動できてしまうなんて、セキュリティざる過ぎでしょw
         起動のためのキーとかはオービルから受領していたと考えることにしよう。
   
  ・(2話)対決時にコウとの会話を突き放すガトー1
      ガトー「もう貴様などに話す舌を持たぬ。戦う意味さえ解せぬ男に!」
      コウ「それでも僕は連邦の士官だー!」
      ガトー「それは一人前の男のセリフだ!」
  ・(10話)対決時にコウとの会話を突き放すガトー2
      コウ 「聞こえているだろう、ガトー! お前が忘れても、オレは忘れはしない!」
      ガトー 「いつぞやの男か」
      コウ 「オレは決着をつけるまで、お前を追い続ける!」
      ガトー 「フッ…しかし、私の勝ち戦に花を添えるだけだ。
           そして、貴様に話す舌など持たぬと言ったはずだぁっ!」
        →もうお前とは話さないとコウを突き放しながらも、
         そのセリフの1秒後に早速コウに的確なツッコミを入れるお茶目なのガトーさん。
         そして、ちゃんと話す舌を持たないと言ったことまで覚えているガトーさん。
         ちなみに、この後もめっちゃコウと話します。
    
  ・(2話)対決中のコウへの説教1
      ガトー「君も将校だろう。だたの兵でないのなら大局的にものを見ろ。」
  ・(2話)対決中のコウへの説教2
      ガトー「所詮は連邦という看板がなければ何もできん奴等め」
  ・(10話)対決中のコウへの説教3
      ガトー「しかし、怨恨のみで戦いを支える者に私を倒せぬ!私は義によって起っているからな!
          歯車となって戦う男には分かるまい。」
        →そ、そんなに会社員を否定したいか、ガトーよ。。。
         会社員を舐めるなあああああああ!
  
  ・(11話)アクシズ艦隊のハスラーからノイエ・ジールを渡され、初めて見た時のコメント
      ガトー「素晴らしい。まるでジオンの精神が形となったようだ。」
        →比喩表現が上手すぎて、なんか失笑してしまう(笑)
         
         
●シーマ=ガラハウ
  ヒロインよりも人気がある宇宙海賊(という表現でいいのか?)の女指揮官。
  悪役のような描かれ方をしているが、彼女に焦点を当てたドラマCDが出る等、その人気は計り知れないものがある。
  ネットでは、皆にだいたい「様」をつけて慕われる程の人気である。
  アニメ本編では語られていないが、デラーズを裏切る程の狡猾な性格になったのは、悲しい過去があるため。
  1年戦争終結直前から4年間、行き場のないリリー・マルレーンを1人で守ってきたサバイバル能力は計り知れない。
  指揮官としても、政治家としても、パイロットとしても腕は一流であり、まさに女版シャアのようなチートキャラである。
  
  ・(12話)デラーズに手の内を明かした時の会話
      デラーズ 「貴様、それでもジオンの将か!」
      シーマ 「あたしはこうして生きてきたんだ! サイド3でぬくぬくとうずくまる者達の顎で扱われ!」
           あたしは、故あれば寝返るのさ!」
         →義を重んじるガトーとは対照的に、自らの利を優先して動くシーマ。
          「志を持たぬ者」とガトーにずっと忌み嫌われていたシーマだが、
          ジオンに裏切られた過去を持つ彼女にとって、ジオン再興という志は持てるはずがない。
          シーマが持っていた志は、ジオンへ復讐し、そして自分の艦隊を守り抜くというものであろう。
          そんな思いが実現した時のセリフと考えると、このセリフへの印象は変わってくるのではないだろうか。
          
          
  ・(13話)ソーラーシステムを巡る戦闘中に母艦リリー・マルレーンへ対して
       シーマ 「ガイドビーコンなんか出すな!やられたいのか!」
         →なぜか、ネットではやたら有名なセリフのひとつ。
          シーマの安否を気にしてリスク承知でガイドビーコンを出す部下達。
          そして、そんなのは不要だから自分の身を第一に考えろと叱るシーマ様。
          まさに理想の上司と部下の関係を垣間見えるセリフである。
          
         
  ・(13話)連邦と共闘しているシーマ艦隊に襲い掛かる3号機へ対して
       シーマ 「お前はいったい、どっちの味方だ!」
         →シーマの立場で考えると、連邦と共闘しているはずなのに、3号機のような
          規格外のでかさで、しかもガンダムタイプのMSが現れたら、さぞかし驚くだろう。
          まさに、シーマ様の率直な気持ちが言葉に出たセリフである。
          
  
●ケリィ=レズナー
  蛇足。この人を一言で表すと、この言葉が適切ではないだろうか。
  あと、ずっと、ラストネームをレイズナーだと勘違いしていた。

  ・(7話)1号機をハサミで挟んで捕まえた時の謎の雄叫び
     ケリィ「ヴァルヴァロだぞおお」
        →1号機と死闘を繰り広げていたとき、なぜか脈絡なく急に自分の機体名を叫ぶ。
         本当に脈略なくて、一瞬ただの雄叫びに聞こえるが、ちゃんと見返すと確かに機体名を言っている。
         いや、そこまでアピールしなくても、ヴァルヴァロはカッコイイと思うし、凄く印象に残ってるぜ・・・。
        →しかし、脚本上、この人はもう少しうまい絡み方ができなかったものだろうか。
         ガトー隊に合流するとかさ・・・。
         もしくは、素直にシーマ艦隊にヴァルヴァロ渡しておけば、本人もヴァルヴァロも幸せになれたろうに…。






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