家のメインサーバのESXi蛾ぶっ壊れた。
理由は電源ボタン4秒押しで強制終了したから。
キーボード接続するのが面倒くさかったので、全VM停止してりゃあ大丈夫だろうと高を括ってたら、なんとESXiがカーネルパニックを起こして起動しなくなったw
起動画面で
PANIC:Error while reading file: -1, sys.vgzとかエラーがでてそれ以上先に進まない。
調べてもわからなかったので、とりあえずもう一回ESXiをインストールしなおすことにした。自分の環境は、USBメモリに全てESXiのプログラムファイルが格納されているので、USBメモリのデータを入れなおすことにした。以下、その手順。
①ESXiが格納されているUSBメモリをフォーマットする(GUI操作ではUSB上の拡張パーティションをフォーマットできなかった・・・)
Windowsのクライアント端末にて、コマンドプロンプト上で、DISKPARTコマンドを実行。
DISKPART>list diskWindowsが認識しているディスクが表示されるので、USBメモリに該当するディスク番号を確認
DISKPART>select disk [ディスク番号]上記で確認したUSBメモリの[ディスク番号]を引数にしてディスクを選択
DISKPART>clean選択したディスクの全情報をクリアする。(選択するディスクを誤らないように注意)
DISKPART>exit②USBメモリにもう一度ESXiのディスクダンプをインストールこちらを参照
③ESXiを起動④VI Client上から仮想マシンを再登録VI Clientを立ち上げると、登録していた仮想マシンは全て消えているので再登録する。
構成>ストレージ>右クリック「データストアの参照」にて、ストレージ上にある仮想マシンの「~.vmx」ファイルを選択し、
右クリック「インベントリへの追加」。
これを全仮想マシン分実行する。
以上で無事元通りESXi上の仮想マシンを使用できるようになった。
ちゃんとした手順で終了することの大切さを知った1日であった。ちゃんちゃん
- 2010/05/10(月) 02:17:36|
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VMWare ESXi 4.0.0.Update01をインストールしてみたので、1ヶ月ぶりの覚書。
ESXiをUSBから起動し、仮想OSが普通に利用できるようになるまでの大雑把手順。
●そもそもESXとESXiは何が違うのか?VMWare ESX
・Service Consoleの有無
有
・Remoteコマンドの実行
ESXサーバ上のService Consoleへ直接接続する
・ライセンス価格
有償(更に、vsphere4の場合、機能によって4つのエディションに分類される)
VMWare ESXi
・Service Consoleの有無
無
・Remoteコマンドの実行
VMware Infrastructure Remote CLI(Command Line Interface)というライブラリを
クライアント端末にインストールする
・ライセンス価格
無償
※ Service Console
RHEL3ベースで作られた管理用コンソール。Service Consoleを通して、スクリプトを実行することが可能なため、サード パーティ製エージェントをインストールすることによって、ハードウェア監視やバックアップを効率的に運用することが可能。
※VMware Infrastructure Remote CLI
ESXi4では下記の名前で提供されている。
VMware vSphere CLI 4.0
http://downloads.vmware.com/jp/d/details/vcli40/ZHcqYmRkJSpid3dq
参考
【仮想化を楽しむ】徹底解説!VMware ESXi 第1回:ESXiって何だ?
http://www.thinkit.co.jp/article/127/1/2.html
VMWare社Knowledge Base: VMware ESX and ESXi 3.5 Comparison
http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=1006543
VMware vSphere のエディションの選択
http://www.vmware.com/jp/products/vsphere/mid-size-and-enterprise-business/buy.html
VMware ESX および VMware ESXi の FAQ
http://www.vmware.com/jp/products/vi/esx/esx_faq.html
●ダウンロードhttps://www.vmware.com/tryvmware/index.php?p=free-esxi&lp=1
でユーザ登録を行い、最新バージョンのVMWare ESXi 4をダウンロードする。
(本エントリ執筆時点ではVMWare ESXi 4.0.0.Update01)
また、登録したメールアドレスにアクティベーションのメールが送られてくるので、メール内のリンクからアクティベーションを行い、VMWare ESXi 無償ライセンス用のライセンスキーをゲッツ。
詳しくは下記ページ参照
参考
VMware ESXiの無料ライセンスを取得する
http://blog.nabe.jp/archives/000088.html
●VMWare ESXi 4.0本体をUSBメモリに格納1.VMWare ESXi 4.0.0.Update01のISOファイルをWinRAR等の解凍ソフトを利用して解凍する
2."VMware-VMvisor-Installer-4.0.0.Update01-208167.x86_64\image.tgz"ファイルをWinRAR等の解凍ソフトを利用して解凍する
3."VMware-VMvisor-Installer-4.0.0.Update01-208167.x86_64\image\usr\lib\vmware\installer\VMware-VMvisor-big-208167-x86_64.dd.bz2"ファイルをWinRAR等の解凍ソフトを利用して解凍する
4."VMware-VMvisor-Installer-4.0.0.Update01-208167.x86_64\image\usr\lib\vmware\installer\VMware-VMvisor-big-208167-x86_64.dd\VMware-VMvisor-big-208167-x86_64.dd"ファイルをDDforWindows を利用してUSB メモリに書き込む
参考(ESXi4.0とはddファイルのパスが異なるので注意)
USB メモリブートする VMware ESXi 3.5 を作成する
http://www.maruko2.com/mw/USB_%E3%83%A1%E3%83%A2%E3%83%AA%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%99%E3%82%8B_VMware_ESXi_3.5_%E3%82%92%E4%BD%9C%E6%88%90%E3%81%99%E3%82%8B
●ESXiの起動USBメモリをサーバに挿して、マシンを再起動。
USBからブートさせ、ESXiを起動させる。あとはなすがままに。
NICが対応していると、DHCPで自動でIPが割り振られている。
●vsphere Clientのインストールと設定1.クライアント端末からWebブラウザで、http://(ESXiサーバのIPアドレス)にアクセスし、vsphere Clientをダウンロードする。ダウンロードしたファイルを実行し、クライアント端末にインストールする。
2.vsphere Clientを実行し、「IPアドレス:ESXiサーバのIPアドレス」、「ユーザー名:root」、「パスワード:(設定していれば)」を入力し、ログイン
3.仮想マシンの新規作成を行う(この辺はWorkstationとかと大体同じ)
⇒なお、ESXi4.0では、SATA接続のHDDは難なく認識されていた
4.仮想マシンにOSをインスコ
参考
VMware ESX Server を使用して Linux 仮想マシンで DB2 Enterprise 9 をセットアップする
http://www.ibm.com/developerworks/jp/linux/data/library/techarticle/dm-0703gupta/index.html
●VMWareToolsのインストールInventory ビューで、仮想マシンを右クリックして表示される Install VMware Toolsオプションを選択。
その後、仮想OS上でVMware Toolsを仮想CDドライブからインストール
●VMNetの設定VMWareToolsインストール前は
Vlance:10Mbps
e1000 :1Gbps,Intel 82545EM Gigabit Ethernet NICをエミュレーションしたもの。OS標準ドライバに搭載されていれば利用できる。
しか使用できないため、VMWareToolsインストール後は
VMNet:1Gbps
VMNet2(拡張):1Gbps,ジャンボフレーム等に対応
VMNet3:1Gbps,VMNet2の機能に加え、IPv6オフロード(ネットワーク負荷軽減)等に対応
のどれかにしたほうがいい。VMNet3にしとけば無難か?
参考
Choosing a network adapter for your virtual machine
http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=1001805
●ライセンスの認証インベントリ>構成>ライセンス機能>ESX Serverのライセンスタイプ 編集
にて、取得した無償ライセンスを記入。これで60日の評価版制限がなくなる。

ちなみに、ESXi無償版ライセンスを適用すると、機能が以下のように変わる。

ごそっと機能が減っていることがわかるが、これはあくまでライセンス的な話なのだろうか・・・。
VMotionの機能がESXiにしたことで削られているが、技術的にはできるはずだよね・・・??
VirtualSMPが4way(仮想マシンへの割り当てコア数が上限4)になっている点も注意。
●VMのイメージコピーインベントリ>構成>ストレージ>(対象のストレージを選択して)右クリック>データストアの参照
にて、VMDKファイルを他ディレクトリにコピーする。
詳しくは下記参照
参考
VMware ESXiでゲストOSのクローンを作成する
http://blog.nabe.jp/archives/000110.html
あとは、リソース割り当て当の細かい性能設定があるが、それは別途覚書予定。
- 2010/05/01(土) 19:00:29|
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仮想マシンの性能
http://192168111.blog71.fc2.com/blog-entry-21.htmlのエントリでは、ホスト型の仮想マシンでさえディスクリードライトの性能は7~8割出ることを紹介した。
確かに、日本ヒューレット・パッカードの飯島徹氏の記事
・本当に遅い? 仮想化のディスクI/O性能
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080403/297921/?ST=virtual&P=3でも、物理環境と仮想環境とでディスクIO性能にほとんど差は出ていない。
ただし、同記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080403/297921/?ST=virtual&P=4によると、ディスクIO性能ではほとんど差はないが、CPU使用率では物理環境と仮想環境で大きな違いがある。
ディスクへ10MB/秒の負荷がかかるとき、物理環境ではCPU使用率が1%未満なのに対し、仮想環境では3.5~4.0%ほどに達する。負荷が20MB/秒、30MB/秒と増えていけば、それに比例してCPU使用率も高くなっていく。
これは、
http://192168111.blog71.fc2.com/blog-entry-8.htmlのエントリにある、
③IOデバイス(ディスク、ネットワーク、グラフィック)のドライバ二重介在による処理変換のオーバヘッド
が原因だと考えられる。要は、ハイパーバイザ上でディスクIOのエミュレーションをしているせいで、仮想環境ではCPUをより使ってしまうということだ。
以上、飯島徹氏の記事をまとめると、
・仮想環境のディスクIO性能は物理環境より1~20%ほど劣る
・ディスクIOによって仮想環境では物理環境に比べCPUリソースを消費するの2点が結論だ。
なお、飯島徹氏の検証環境は以下の通りだ。
物理環境も仮想環境も仮想化ソフトをインストールした以外は大きな違いはない。
・仮想化ソフト
VMware ESX Server 3.5.0
・OS
Windows Server 2003 R2,Enterprise x64 Edition with Service Pack 2
・ディスク構成
SmartアレイP400/256(SAS接続のPCI Express RAIDコントローラ)
(仮想化環境ではLSI Logic SCSI Controllerとして認識)
・負荷ソフト
ディスクI/O負荷生成プログラム「DiskStress.exe」
(シーケンシャルリード、シーケンシャルライトで負荷をかけた)
ここで気になる点としては、
・ランダムリード、ランダムライトだとどうなるか?
・SANやNASの場合どうなるか?
・他の仮想化ソフトだとどうなるか?
・Intel VT-d 使えば改善するの?
ってなとこだろうか。
あ~、誰か検証してくれねえかな~。
もしくは、なんかの論文や記事が落ちてないかな~。
- 2010/01/11(月) 13:31:28|
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